シンガポールで若年層の喫煙率低下の為の新たな法案

国民の健康増進を目的にたばこ規制に取り組んでいるシンガポールで、より一層規制を強化するための法案が提出される。シンガポールでは昨年に国内の小売店舗におけるたばこの展示を全面的に禁止するという法案を成立させ本年度より施行したが、今回提出予定の法案は喫煙可能な年齢を現行の18歳から21歳に引き上げる案である。年齢の引き上げは1年以内に実施するとしているが、18歳から19歳、19歳から20歳、20歳から21歳と3年程度の期間をかけ喫煙年齢の引き上げを段階的に行っていく予定だ。

保健省の調査によるとシンガポールでは95パーセント以上の喫煙者が21歳になる前にたばこを始め、83パーセントの人がその後も喫煙を続けている。今回の法案はそこにメスを入れる形になる。特に若者ではたばこを始めるきっかけとして友人からの勧めでたばこを経験してみるということが多いが、今回の法案が施行されると仲間からたばこを得るということが一層難しくなる。

さらに保健省は、電子たばこや水たばこのような、たばこ関連製品に対しても使用可能な年齢を引き上げただけでなく、購入、所持についても規制を設ける予定だ。なぜならこれら関連製品は消耗品でなく耐久製品なため、たばこに かなり厳しい規制を設けているシンガポールにおいては、同様に規制していく必要性がある。

保健省ではこの法案の原稿をオンラインに掲載し、E-mailやFax, 電話を通じて国民からのフィードバックを求めており7月10日まで意見を募集する予定である。

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