インドネシア病院チェーンHermina、IPO直前に4500万ドル調達の意図

プライベートエクイティファンドのCreadorは、2018年にIPOを予定しているインドネシアの私立病院チェーンであるHermina Group4500万ドルを出資し少数株主持分を取得した。インドネシア等開発途上国のヘルスケア業界への投資は、消費者主導ビジネスからの成長分野を期待しているCreadorにとって特に重点分野である。Creador 7月にもインドの病院運営企業Paras Healthcare4200万ドルの投資を発表した。これにより同社は、インド、インドネシア、マレーシアの各国のヘルスケアセクターに約1億ドルを投資したことになる。

Creadorは投資実施の約4年前から、Herminaに注目していた。Herminaは、1970年代にジャカルタで医療医師によって設立、その後25箇所の病院ネットワーク、合計2,600床をインドネシア全国の都市に展開してきた。

Herminaは広大なネットワークを持ち、中産階級をターゲットとする病院グループで、産婦人科&新生児医療領域にて高い専門性を持っている為、私立病院セクターの中で際立っている。」とCreadorのシニアマネージングダイレクターのCyril Noerhadiは語る。産婦人科病院として設立されたHerminaは現在、複数の専門分野を持つプライマリケア、セカンダリーケアの病院グループとなった。常にトップレベルの産婦人科医を配置し、高度な産婦人科&新生児医療の強みは保持したまま拡大発展を続けている。

インドネシアの医療インフラは、1万人あたり12ベッドと世界平均の30ベッドと比較しても、医療サービスが行き届いておらず、ヘルスケア市場は非常に成長性の高い分野である。年間の医療費は総額で280億ドルであり過去5年間で年平均10%の成長率となっており、この中で病院を含むプライベートセクターが大部分を占めている。このトレンドは2019年までに施工予定であるユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(国民皆保険)の導入によってさらに加速されるとCreadorは考えている。

「インドネシアの医療インフラは不足していて、地域格差があり地方では質の高い医療サービスを受けることが出来ません。政府はユニバーサル・ヘルス・カバレッジを導入することにより、これらの改善を目指しており、この制度の施行からサポートできる初の民間病院グループであることを誇りに思う」とHerminaのハスモロ会長は語っている。

Herminaは来年予定しているIPOにより2億ドルを調達する計画だ。調達資金を使い2020年までにHerminaの病院ネットワークを40拠点に拡大する計画で、これによりHerminaは収益と利益の両方で毎年2桁の成長を見込んでいる。

今回のIPO直前のCreadorによるHerminaへの戦略的出資は、株式価値を確実に高めるだろう。

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