ソフトバンクGr等がインドネシアのヘルスケアスタートアップに700万ドルの出資

Golden Gate Venturesから支援を受けているインドネシアのデジタルヘルススタートアップのAlodokterは、シリーズBラウンドで日本のソフトバンクグループ等から約700万ドルの資金を調達した。2016年のシリーズAラウンドでも、Golden Gate Ventures500 Startups及びシンガポールの起業家であるLim Dershingから250万ドルを調達しており、この3社は20154月のシードラウンドにも参加している。

AlodokterCEONathanael Faibisによって2014年に設立された。現在、毎月1,200万人を超えるアクティブユーザーを保有するこのサイトは生活習慣病、美容、妊娠、子どもの健康に関するコンテンツを提供している。同社によると、20163月に新たにAlodokterアプリを立ち上げ、毎月15万人を超えるユーザーの質問にチャットプラットフォーム経由で医師が回答しているとのことだ。現在はポータルサイトやアプリケーションを通じてヘルスケア関連の企業からの広告で収入を得ている。今後は病院の比較アプリを立ち上げる予定である。またビジネス領域もインドネシアだけでなく他の東南アジアにもサービスを広げる予定である。現在の競合としては、Dokter.idMeetDoctorKlikDokter、および1Health等が挙げられる。

インドネシアの医療費は、2014年の260億ドルから2020年には510億ドルに増加すると予想されている。ヘルスケアセクターは現在、総取引の約75%が現金取引である。これは保険でカバーされている支出が少ないことからであり、消費者直販型のヘルスケアのバリューチェーンを最適化するという点で大きなビジネスチャンスがある。多くの国際投資家はこのような問題が技術の進歩によって解決されると考えており、投資のチャンスをうかがっている。

インドネシアのヘルスケア市場は、すでに国外および地元の投資家からの関心が高まっている。昨年10月、プライベートエクイティ企業のSaratoga Capitalは病院運営会社FABSに投資してこの領域に参入した。薬局を結びヘルスケアデータを収集するプラットフォームを提供するフィリピンのmClinicaやインドで最も急速に成長するヘルスケアスタートアップのPractoといったヘルステック企業もインドネシアにビジネスを広げている。

世界で4番目の人口と東南アジアで圧倒的な市場規模を持ちつつ、急速に経済発展しているインドネシアから今後も目を離せない。 

 

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